田渕理史(Masashi TABUCHI)
島根県浜田市生まれ
2004年 島根県立浜田高校卒業
2006年-2007年英国マンチェスター大学生物科学部留学
2008年 筑波大学生物学類卒業
2010年-2013年日本学術振興会特別研究員DC1
2013年 東京大学工学系研究科 博士号(工学)取得
2013年-2019年 米国ジョンズホプキンス大学医学系研究科神経学部博士研究員
2015年-2017年 日本学術振興会海外特別研究員
2017年 NIH K99 Pathway to Independence Award
2019年 米国ジョンズホプキンス大学医学系研究科神経学部リサーチアソシエイト
2019年 Johns Hopkins School of Medicine, Daniel Nathans Young Investigator Award
2019年 Sleep Research Society 2019 Outstanding Early Investigator Award
2019年 第28回(2019年度)日本比較生理生化学会 吉田奨励賞
2020年- 米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学医学系研究科神経科学部アシスタント・プロフェッサー

ショウジョウバエをモデルとした脳機能の解明と制御に焦点をあてて研究を行っています。
脳は内発的に情報を生み出すことで自身の構造を創り上げることが出来るだけでなく,
情報表現のために機能状態を自身で創り換えることも出来るシステムであります。
生後発達において神経回路の基本構造が創り上げられる時や,
脳がより最適化された情報表現を行うために神経回路の機能状態を創り換える時に,
神経活動が神経機能の再構築のために使われている可能性が示唆されています。
私の研究では,このような神経機能の発達と再構築における「自発性神経膜電位の時間構造の役割」について
解明することを目標としています。
研究モデルとしては,ショウジョウバエの睡眠覚醒や栄養特異的飢餓の情報表現に関わる神経回路を用いています。
また,アルツハイマー病モデルのショウジョウバエを用いた神経変性疾患の病態生理についても
順遺伝学的スクリーニングを用いた解析を行っています。
遺伝子操作が容易で大規模な順遺伝学的スクリーニングの実施が可能なショウジョウバエを用いることで,
脳が持つ驚くべき機能を,遺伝子発現から,チャネル電流,シナプス接続などの生物物理学的特性,神経回路,
そして行動と,異なる階層間の相互作用を網羅的に解析したいと考えています。
そのようなマルチスケール解析を通して,どのような現象が脳の性能を決めてしまっているのか,
その現象にはどんな分子が関与しているのか,その分子を制御すれば脳の性能を意のままに操れるか,
という問いに答えることが出来たらと思っています。

所属学会

2018-現在
米国睡眠学会

2018-現在
日本分子生物学会

2011-現在
日本比較生理生化学会

2010-現在
北米神経科学学会

2010-現在
日本神経科学学会